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揚重の意味や読み方は?揚重の仕事についても解説

建設関係の仕事に「揚重」の作業は欠かせません。
漢字は見たことあるけど、意味や読み方を知らずに過ごしている人は多いのではないでしょうか。
今回は、建設現場には欠かせない「揚重」の具体的な仕事内容について詳しく紹介します。

揚重の読み方は?

揚重の読み方は「ようじゅう」です。
建設現場の資料や求人情報を見ると、揚重ではなく「楊重」と書かれているケースがあります。
どちらも読み方は同じですが、揚と楊の2つの漢字は意味が違います。

揚:あがる、あげる(高く上がる)
楊:やなぎ木の名、カワヤナギ、ネコヤナギ

漢字の意味を見ると、部首がてへんの揚重を使う方が「手で物をあげる」とイメージできるので、建築関係の仕事として正しいでしょう。
ただし、建築会社の資料や計画書が「楊重」で統一している可能性もあります。
読み方としては間違いではないので、その際は会社に合わせてください。

揚重の意味は?

揚重とは、建築資材や重量物をクレーンやフォークリフトなどの重機を使って、指定した場所へ運搬や配置することを意味します。
揚重は「荷揚げ・荷上げ」とも呼ばれており、どちらの意味も「建築資材を運ぶ」という同じ意味を持っています。
建築現場では作業効率を高めるため、部門ごとに担当作業員が異なるケースが多いです。
揚重は経験豊富な専門作業員が担当し、現場で必要な資材を半日から1日かけて運搬します。

揚重はどんな仕事をするのか

職業の中では比較的新しい職種で、昔は大工が建築資材をすべて運んでいました。
揚重の仕事は、肉体労働ですし、集中力や安全確認など負担が耐えません。
そこで、効率よく作業を進められるように揚重の専門職が誕生しました。
揚重の仕事は、戸建住宅から高層タワーマンション・ビルなど、さまざまな建築現場があります。
建造物はいくつもの資材を組み合わせて作り上げるため、揚重の仕事は建築業界にとって欠かせません。
揚重の具体的な仕事内容は、次のようなことをおこないます。

・作業前にKY活動(現場の危険を予知し労働災害を未然に防ぐ活動)をする
・資材を運搬するトラックの誘導をする
・トラックの資材を重機や手作業により搬入する(玉掛けやクレーン、フォークリフトなど)
・揚重で出たゴミの清掃をする

揚重は指定した場所へ建築資材を運ぶだけではなく、運搬した資材を使いやすいように仕分ける作業もおこないます。
戸建て住宅であれば搬入する場所までの距離は大きくありませんが、マンションやビルなどの建設現場は階段の上り下りをしなくてはいけません。
ひとつの現場の揚重は半日で終わるケースが多いのですが、大きな建設現場であれば1日中ずっと搬入を繰り返すこともあります。

揚重が必要な工事現場

揚重は基本的に、建設工事中の現場で必要とする仕事です。
例えば、次のような現場で揚重をします。

・床仕上げ工事
・畳やふすま工事
・壁貼り工事
・内装間仕切り工事
・自動ドア取り付け工事
・サッシ取り付け工事
・シャッター取り付け工事
・金属製や木製の建具取り付け工事

内装工事の現場もあれば、建具工事に必要な資材を搬入するなど、日によって作業場所はさまざまです。
揚重は現場によって移動時間が長いケースも多く、移動中は休憩ができます。

運搬する主な資材

揚重は建設現場によって、運搬する資材が異なります。
例えば、次のような資材を運搬します。

・石膏ボード
・住宅の柱となる木材
・軽量鉄骨材
・外壁材
・フローリングや合板などの床材
・パーテーションやシャッターなどの建具
・トイレやユニットバスなどの住宅設備物
・砂や砂利、セメントなど

建築現場といえば柱や石膏ボードといった資材をイメージしますが、場所によって住宅設備に欠かせない物や外構に必要なコンクリートの材料などもあります。

揚重計画で作業の効率化が大きく変わる

揚重は早く運び終えると作業は終了するため、ゴールを目指して手足を動かせばいいと思われがちです。
しかし、無計画で作業を進めてしまうと、ほかの現場作業員の邪魔になったり搬入場所に資材がすべて入り切らなかったりと、効率の悪い状況を作ってしまいます。
そこで必要となるのが揚重計画です。
揚重計画とは、建築資材の運搬に必要なクレーンやフォークリフトの配置場所や重機の数、揚重に必要な所要時間を綿密に計画することをいいます。
戸建て住宅やアパートなどの比較的小さな現場であれば大きな問題はありませんが、高層マンションやビルなど大規模な工事の場合、揚重計画がしっかりしていないとトラブルが発生するでしょう。
揚重は体を動かすだけではなく、頭で作業をイメージして計画することも重要です。

揚重は機械と手作業による搬入が必要

揚重の仕事は、一度も建築関係の仕事をしたことのない未経験者も可能です。
トラックから資材を地上へ下ろす際、クレーンやフォークリフトなどの重機、または手作業のいずれかでおこないます。
現場ではさまざまな人が働いているので、地上の揚重作業員と連携して安全確認を徹底しなければ大事故につながるでしょう。
また手作業による搬入は、ほとんどの現場で1つ10キロ近い重量物を搬入します。
トラックと搬入場所を何度も往復して運ぶため、体力が必要なことはもちろん、いかに体へダメージをかけない運び方をするかも大切です。
例えば、手運びは次のような搬入方法があります。

・重量物や長い物は肩に乗せて運ぶ
・大きな板は背持ちで運ぶ
・通路の狭い箇所は横持ちで運ぶ

建築資材の運び方を誤ると、建造物を傷つける可能性がありますので、傷や汚れをつけない搬入方法も考えなくてはいけません。

揚重作業は安全対策が必要

揚重は、必ずリーダーとなる責任者がいます。
作業を始める前に揚重計画や注意事項について説明をし、作業員全員が安全対策を徹底します。
中でも注意したいのが、クレーンやフォークリフトなどの重機を使った作業です。

・荷降中は周囲を立ち入り禁止にする
・玉掛けは有資格者が合図確認しながらおこなう
・ワイヤーを外す際に荷崩れがないか確認する

ほかにも、梱包バンドは手で抑えながらカットをしてバンド跳ねに注意するなど、揚重は安全対策が必要不可欠です。

まとめ|揚重は達成感の高い仕事!

揚重は、建築資材や重量物をクレーンやフォークリフトなどの重機、また手作業により指定した場所へ搬入、設置する作業です。
基本的に体力重視の仕事ですが、事故や建造物を傷つけないように行動するなど、危険を察知しながら動かなくてはいけません。
作業内容はシンプルですが、揚重はすべて運び終えると達成感があり、建築現場でも需要の高い仕事です。
給料面も決して安くはないため、体力に自信がある方に人気の仕事となってい

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