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揚重(ようじゅう)で持っていると有利な資格は?

揚重(ようじゅう)の仕事に興味はあるものの「未経験でも大丈夫?」「資格がないけど働ける?」など、悩んでいる人も多いでしょう。
他の職種に比べてまとまったお金を稼げる仕事として人気ですが、経験や資格のない人でも働けるのでしょうか。
今回は、揚重の仕事とはどんな内容なのか、無資格でも働けるのか、有利となる資格について詳しく紹介します。

 

揚重の基本的な仕事内容

揚重は、建設現場で建築資材や重量物を搬入・設置する仕事です。
別名「荷揚げ(荷上げ)、搬入屋、揚重業」などと呼ばれており、仕事内容はどれも同じです。
作業はクレーンやフォークリフトなどの重機・手作業によって運搬するため、体力が必要です。
運搬する資材は現場によって異なり、重いものは1つ30~40キロ近い重量物もあります。
資材を搬入する場所までの通路は狭いケースが多く、仕事のほとんどが手作業ということも。
1つの現場で平均3時間の労働後、次の現場へ移動という形で作業をおこなうことも多いです。

揚重は無資格でも仕事できる?

揚重の仕事は、基本的に手作業で指定された場所まで建築資材や重量物を運びます。
そのため、特別な資格がなくても働ける仕事です。
求人情報の多くは「未経験者OK」や「無資格可能」と条件は厳しくないので、働く意欲さえあれば問題ないでしょう。
ただし、作業に有利な資格を保有していると、会社によって時給や日給の待遇があります。
揚重の作業効率を高める資格があると、採用も有利なので1つ保有しているだけでもメリットは大きいです。

揚重に有利となる資格とは?

揚重の仕事で有利となる資格はたくさんあります。
数ある資格の中でも、おすすめなのが次の5つです。

・玉掛け技能講習
・フォークリフト運転技能講習
・安全衛生責任者
・小型移動式クレーン運転技能講習
・建設用リフト運転士

それぞれの資格の受講条件や資格取得の料金について、詳しく確認していきましょう。

玉掛け技能講習

玉掛け機能講習を受けることで終了後、次のような作業ができます。
・制限荷重1トン以上の揚荷装置の操作
・つり上げ荷重1トン以上のクレーンの操作
・移動式クレーン、またはデリックの玉掛け業務

玉掛け業務は、重量物をクレーンのフックに取り付ける作業で、揚重の仕事をする上で必要性の高い資格です。
作業者は「玉掛け技能講習の終了者のみ」と義務付けられており、さまざまな建設現場で求められる資格です。

受講内容

学科講習、実地講習

受講期間

3日間

受講料

21,000円~

免除科目

あり

※床上操作式クレーンなど

 

フォークリフト運転技能講習

フォークリフト運転技能講習を受けることで、最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転作業ができます。

フォークリフトとは、資材を乗せるパレットを上下左右にフォークが動く車両です。
たくさんの重量物をパレットに乗せてフォークリフトで運ぶことで、短時間で目的の場所まで運搬できます。
車の運転免許とは違い、走行だけではなくフォークを動かす操作も覚えなくてはいけません。
揚重作業は重量物をトラックから運ぶ現場が多いので、フォークリフトの資格は保有していると有利でしょう。

受講内容

学科講習、実地講習

受講期間

2日間~

受講料

15,000円~

免除科目

あり

※大型特殊免許(カタピラ限定除く)など

 安全衛生責任者

安全衛生責任者とは、揚重の作業員に仕事内容の指導や監督をする人です。
建設業では「作業員の指揮官や監督する者は、安全または衛生に必要な教育講習を受講すること」が義務付けられています。
揚重は未経験でも仕事できますが、作業員を直接指揮する人は資格がないといけません。
安全衛生責任者の資格を保有する人は少ないため、受講すると揚重に有利でしょう。

受講内容

学科講習

受講期間

2日間

受講料

16,000円~20,000

 

小型移動式クレーン運転技能講習

小型移動式クレーン運転技能講習を受けると、つり上げ荷重1トン以上5トン未満の移動式クレーンを操縦できます。

トラックへ建築資材や重量物の積み込み、または地上へ下ろすために必要な資格です。
クレーン車は、移動式クレーン運転士免許がなければ操縦できず、揚重の作業現場では需要性の高い資格です。
保有する資格によって講習科目の免除があるので、早ければ17時間の講習時間で取得できます。

受講内容

学科講習、実地講習

受講期間

3日間

受講料

25,000円~33,000

免除科目

あり

※移動式クレーン運転実技講習終了など

 

建設用リフト運転士

建設用リフト運転士の資格があると、資材の運搬用エレバーターの操作(※)ができます。
※積載荷重0.25t以上、ガイドレールの高さ10m以上の建設用リフトのみ

揚重の作業現場は、戸建て住宅から10階建て以上のマンションやビルなど大規模な工事もあります。
階段で資材を運ぶのは重労働のため、高層建築物には資材の運搬用エレベーターが設置しています。
エレベーターの多くはボタンのみで操作できますが、資格がない昇降の運転ができません。
講習は1日で学科のみなので、揚重に有利な資格の中でもっとも早く取得できるでしょう。

受講内容

学科講習、実地講習

受講期間

1日間

受講料

10,000円前後

免除科目

あり

※玉掛け技能講習終了など

 まとめ|揚重は資格があると有利!

揚重は無資格でも働けますが、建設現場に必要な資格を保有者は採用や給与面の待遇が受けられます。
ほとんどの資格が4日以内で取得できるので、仕事の合間に受講できます。
揚重は体力勝負の仕事として知られていますが、資格があれば搬入や設置以外の作業にも携われるので、さらにやりがいのある仕事になるでしょう。

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