資材搬入の仕事は、高時給で募集するケースが多いため「一体、どんな仕事なの？」と疑問に思う人も多いでしょう。
仕事内容はとてもシンプルですが、給料面だけで決めてしまうと、働き始めの数時間で後悔する可能性があります。
資材搬入の仕事をする前に、作業内容や女性でも仕事はできるのか、メリットなどを確認しておきましょう。

資材搬入の仕事とは？

資材搬入は、現場リーダーの指示に従い、指定の場所へ資材を運んだり撤去したりする仕事です。
例えば、ミュージシャンのライブ会場の設営の場合、パイプ椅子・音響・ライト・スピーカーの設置も、資材搬入の仕事で設置された物です。
資材搬入といえば重量のある建築関係をイメージしますが、中には医療品といった軽い物を運ぶ仕事もあります。

特別な資格は必要？

資材搬入は特別の資格がなくても働ける仕事です。
未経験者や車の運転免許を保有していなくても仕事はできるので、数ある職種の中でも始めやすい求人のひとつです。
ただし、木材や鉄パイプといった重い資材を運ぶケースもあるため、ある程度体力がないと勤まりません。

資材搬入の具体的な仕事内容

資材搬入は「決められた場所へ物を運ぶ」仕事ですが、手先を使う細かい作業を伴うケースもあります。
具体的な仕事内容の一例を紹介します。

・パイプで足場の組み立て
・小さなネジやボルトを締める
・ダンボールを折りたたみ撤去
・パイプ会場設営の取付け補助
・教科書を種類別に並べて運ぶ

その他、重い荷物の搬入した後、分類別に仕分けたり組み立てたりといった仕事もあります。

資材搬入の仕事の流れ

会社によって異なりますが、資材搬入の仕事は次のような流れでおこないます。

1. 指示された場所へ集合
2. 仕事先へ移動（現地集合以外）
3. 資材を運搬するトラックを待つ
4. 現場リーダーの指示で仕事開始
5. すべての運搬が終わり次第、仕事終了

作業着や軍手など仕事に必要な物は、会社支給と自分で用意するケースがあります。
また、現場まで会社の車を使って集団で移動する場合と、現地集合の2パターンありますが、どちらも遅刻厳禁なので注意が必要です。

仕事は資材をすべて運搬や設置するまで終了しません。
作業内容によって予定より早く終わるケースもあるので、一緒に働く人とのチームワークや効率的に行動することは必須です。

資材搬入の仕事は女性でもできる？

特別な資格の保有は必要なく、未経験でも資材運搬の仕事はできるので、女性でも働けます。
ただし、仕事内容は現場によって大きく異なり、大半が重い資材を運ぶ仕事です。
1つ10キロ程度ならまだしも、中には30キロ近い資材を何度も往復して運ぶ仕事もあるので、体力のない女性は肉体的に大変な作業でしょう。

資材搬入の仕事をするメリット

資材運搬といえば、「高時給だけどキツい仕事」「二度とやりたくない仕事」と悪いイメージの強い仕事です。
しかし、実際に働いてみるとたくさんのメリットが得られる仕事でもあります。
仕事をする前に、どういったメリットがあるのか確認しておきましょう。

学歴不問、未経験者でも仕事できる

一度も資材搬入の仕事をしたことがない人でも可能ですし、学歴不問で働けます。
仕事内容はとても単純のため、現場リーダーの説明を1回受けただけで、すぐ作業に取り組めるでしょう。
ほとんどの現場は、トラックに積まれた荷物を所定の場所へ運んだり設置したりと、同じことの繰り返しです。
中卒でも問題なく採用するケースが多いので、学歴が不安で仕事が見つけられない人におすすめです。

即日採用あり！単発から長期で働ける

イベント会場や建設現場などは、毎日のように仕事があるので、資材搬入は常に求人者を募集している可能性が高いです。
コンサート会場の資材運搬の場合、ひとつの現場に100人の人材を必要とするケースもあるため、即日採用する会社が多いです。また、「土日祝日のみ仕事したい」「1日だけ仕事したい」といった相談も対応してくれるので、生活環境に合わせた働き方ができる職種です。

無資格でも時給が高い

資材搬入の仕事は、資格のない人でも平均時給は1,000円程度です。
地域によって時給は異なりますが、深夜や残業手当により1時間で2,000円近い給料を貰えるケースもあります。
また、運転免許やフォークリフトの免許などの資格がある人は、無資格の人より時給が上がりやすいです。
例えば、一緒に作業する人が会社の車に一緒に乗り現場へ行く場合、車の運転手が必要です。
運転手は仕事する人の中から選ぶため、行き帰り車の運転をするだけで特別手当が加算されます。
他にも、一般の人にはできない特別な作業をする人は、時給が高くなるケースが多いので、資格を活かしながらまとまった金額を稼げます。

会社により給料の日払いも可能

基本的に資材運搬の仕事の給料は、1ヶ月に1度です。
しかし、会社によって日払いや10日ごとに支払いなど、さまざまな受け取り方も可能です。
給与の受け取り方は面接時に説明があり、事前に申請しなければ受け付けない場合もあるので気をつけましょう。

仕事する時間帯が豊富

資材運搬の作業開始時間は、早朝から深夜まで多彩です。
作業現場や運搬物を運ぶトラックが到着する時間帯により勤務時間は異なるので、アルバイトの掛け持ちをしながら作業する人も少なくありません。
また、深夜帯の勤務時間は時給が高いため、1日でまとまったお金を稼げるでしょう。
ひとつの現場に必要な人材は限りがあるので、勤務できる時間を絞らない方が、働き口が広くなります。

状況によりライブを無料観覧できる

資材搬入の仕事は、芸能人やミュージシャンのイベントやコンサート会場もあるので、作業中にリハーサル風景や実際のライブを観覧できる確率が高いです。
また、またライブを観客席とステージの間から観覧できるケースもあり、誰よりも近くでアーティストを見られる可能性もあります。仕事中とはいえ、無料で見られるのは他の仕事では味わえない醍醐味といえるでしょう。

まとめ｜資材搬入は都合に合わせた働き方ができる

資材運搬の仕事は、重量物を所定の場所へひたすら運んだり設置したりと、体力重視の仕事です。
ただ現場によって、ネジ締めや医療品の運搬など、体力をあまり使わない作業もあります。
デメリット部分に注目されがちな仕事ですが、未経験や学歴不問ですぐ働けるなど、メリットもたくさんあります。
数ある職種の中でも資材搬入の仕事は、単発や短時間勤務も可能なので、都合に合わせた働き方ができますよ。